「そこで何を考えるか?」は兒玉遥へのメッセージソング
某所で音源が出ていてHKT48のメロンジュースの共通カップリング曲、「そこで何を考えるか?」を聴くことができた。ここまでメロンジュースの共通カップリング曲は公式には公開されていない。前回の「お願いヴァレンティヌ」が早々と公開されたことに比べると、秘密主義だった。その理由は実際聞いてみると明らか。非常に物議を醸し出しそうな曲、兒玉遥の思いをそのまま歌詞にしたような曲だったのだ。
一部歌詞を抜き出すと
今まで自分のこと エースだと思っていた
みんな認めてくれていたよね
はじめて後輩に私のポジションを 取って代わられたのがショックだったセンター0に立っていた あの日の私は輝いてた
そこで順位落ちたって ここでポジション外れたって
自分が強くなればいい 挫折は通り道だ
誰が聞いてもすぐに兒玉遥のことと分かる歌詞。おそらく1番2番の歌い出しは兒玉遥だろうからセンターも(Wかもしれないが)兒玉遥なのだろう。
1stが出たとき「今がイチバン」は兒玉遥へのメッセージソングではないか、という記事を書いた。
このときの漠然とした感じが「そこで何を考えるか?」ははっきりと誰にでも分かる言葉になっている。完全に兒玉遥へのメッセージソングである。
基本的には「今がイチバン」のときと言いたいことは変わっていない。あきらめるな、チャンスは来るということ。
そして秋元康は兒玉遥の物語に少しは興味を持ち、気にしているということ。これには何通りかの見方があり得る。一つは前に書いた記事のように、センターを外したことへのエクスキューズであり、これが兒玉遥への代償であるということ。
別の見方をすれば、秋元康はセンターを外れた兒玉遥の物語を面白く思い、歌詞のネタにしているということ。これは批判では無く、今の兒玉遥の状況を第三者的に(物語的に)とても興味深く思ってもらえるのは兒玉遥にとって悪いことではない。また、実際に兒玉遥の物語はとても興味深いのだ。
正直言って、ここまでの曲が、しかも共通カップリングに来るとは思っていなかった。そして、これによってはるっぴが運営から気に掛けてもらっている状態はある程度続きそうだという安堵もある。
ただセンターの物語をどう持って行きたいのか、着地点は見えない。秋元康がこのストーリーを作っている以上、最終的にはセンターになるのが物語というものだが、予定調和を嫌うのも秋元康である。最近のAKBでは残酷な物語にあふれており、何が起こってもおかしくは無い。3rdについては今のところ楽観も悲観もできないというところだろう。何しろ3rdは来年だろうし、まだそれまで何が起こるか分からない。
ただ良い流れを作っておきたいというところはある。それはファンの力を見せること。しかし、ガムマジック動画では再生数でも負けているし、今のところいいところは無い。あとはリクエストアワーしかないかな、と思っている。ここで何らかのはるっぴが代表する曲を上位に入れることで一つの流れは出来るのではないだろうか。