兒玉遥 神推しブログ

元HKT48 兒玉遥とアイドル音楽の話

AKBドラフト会議の狙いは逸材感の演出

自分はAKBの逸材商法にはうんざりしており、実際反感を持つ人も多いが、その理由はやはり何をもって逸材としているかが全くもって不明確なところだろう。歌がとにかくうまかったりダンスがすごかったりすればわかりやすいが、そうでない子をただ逸材として推されても反感を買うマイナス材料にしかならない。根拠無き「逸材」をただ推していくのは「ゴリ推し」以外のなにものでもなく、今のAKBで一番冷めるところだ。

しかし世間一般には「逸材」として一部のメンバーを特別にアピールすることはわかりやすく、それに釣られる人が多くいるのも事実だ。野球やサッカーだってスーパールーキーが入ったとなれば注目が集まりチーム全体の人気が上がる。そのようなことをAKBでやりたくての逸材発言だろうが、客観的根拠は何もないのでヲタ層からは総スカンを食うばかりとなる。

この問題を解消してしまうのがこのドラフト会議だろう。例えばドラフト1位で指名されればそれだけで逸材という根拠になる。これが4チーム競合になればますます逸材感は強まる。

このようにドラフトでの指名順位という(一見)客観的な根拠を持つ逸材が自然に演出できるのだ。スーパールーキーの誕生である。マスコミにも当然注目されるだろう。そしてこのメンバーを推してもそれはある程度は仕方ない、自然である、という目でヲタ層も見るのでは無いか。そういう狙いがあると思われる。

確実にこの秋に誕生するスーパールーキーはAKB紅白やリクアワあたりで去年今年の芽瑠と同様の推され方をされるだろう。今の研究生にとってはとてもやりきれない話だが。