兒玉遥 神推しブログ

元HKT48 兒玉遥とアイドル音楽の話

次世代選抜

AKB 42ndシングルの次世代選抜曲でセンターがはるっぴだった。もともとこの次世代選抜は本来の意味以外にも選抜漏れしたメンバーの救済措置という意味もあるのだろう。その意味では、はるっぴ(あるいはみるきー)がセンターになるのは分からないのでもない。しかし、やはり意外だったと言わざるを得ない。

本店の強化、というのが最近のAKBのトレンドだ。これは裏を返せば支店が強くなっているということでもある。今年はAKBの単独コンサートが多く、グループは少なかった。また、リクアワもAKB単独が来年行われる。はるっぴがいるチームKも兼任センターから本店みーおんセンターへと変わった。本店の、特に若手を強くしなければ、という考えが運営にあるのは確かだ。

しかし、ここに来て次世代選抜で、まさかのはるっぴセンターだった。同様のコンセプトを持った「Summber Side」において、こじまこ・なーにゃセンターだったことを考えるとなぜだろうと思わざるを得ない。そして、はるっぴ自身は、本店C/Wでのセンターは前作の「さよならサーフボード」で既に経験済みであり、他のメンバーに回してもいい状況だったと言える。

そのような状況でのはるっぴセンターはどのような意味があるか。BUBKAの最新号ではこの曲でのはるっぴセンターという状況を知り、こじまこ・岡田奈々が悔しがったと朱里が話している。おそらく、この状況を作り出すというのが今回のはるっぴセンターの最大の狙いだろう。つまりはAKB若手の奮起を促す、ということだ。

そのような伏線はマジすか5でもあった。AKB若手を率いるのはカツゼツであり、カツゼツが若手を鍛え上げ、統率した。運営は現実でもはるっぴにこれと似た役割を持たせようとしているのではないだろうか。実際にはるっぴが若手を指導しなくても、今回のようなことがあれば自然にはるっぴを意識して動かざるを得なくなる。HKTで4thでセンターになったときと同様、ある意味で若手の手本となることが求められているのだろう。

ただ、はるっぴ自身にとっては特に今回のセンターは苦労が多い役回りだろう。「なんでセンター?」という思いを一心に受けなくてならないし、それに耐えられる精神力が必要だ。だが、それはもちろんHKTで経験済みであり、運営は安心して任せられるということなのだろう。

もちろん、はるっぴ自身もここで満足するということはなく、次は選抜へという思いは人一倍強い。ただ、現状選抜は枠が空いてもAKB若手を起用してくるだろうし、運営の16人選抜に入る可能性は低い。次のチャンスはやはり選挙しかないだろう。